一晩経つと、パウはだいぶわが家の雰囲気に慣れたようでした。ドアを開閉したり、わりと大きな声で話したりしても、ほとんどビクビクしなくなっています。それに、ケージの中に手を入れて掃除をしたりしても、あんまりおどおどしない。むしろ、手の方に近寄ってくるくらいです。
朝起きると、まっさきにパウのご機嫌伺いをして、朝ごはんのペレットをあげる。という生活になっています。ペレットの量は1日に体重の10%で20グラム。大人ウサギになったら体重の5%にするのだそうです。大人ウサギというのは生後4カ月くらいからというから、パウの場合には4月いっぱいまでが子ウサギ時代ということになるわけ。
★今日のできごと
体重:305グラム(3日で+65グラム)
体重:325グラム(前日比+20グラム)
サークルに入れて遊んでいたら、目を離した隙に、わずかなスキマから脱出しようとする!油断も隙もありゃしません。外界にはコワイことがいっぱいあるんだからね、サークルの外に出ちゃダメよ〜。それにしても、サークルの中に座っていると寄ってきて、周りをグルグルと走り回ったり、ひざの上に乗ってきたりして、かわいいったらありゃしません。ネザーランドは、人に慣れるタイプとそうでないタイプに分かれるそうなのだけど、パウの場合は完全に前者だと思われます。
体重:340グラム(前日比+15グラム)
寒さ対策のため、パウのケージの前には、大グマが低温に改造した電気ストーブが置かれています。寒い時、パウはこの前で寝るのだけど、昨日は初めて「だら〜ん」寝ポーズを披露してくれました。いつもは、首をすくめたように座ったポーズで寝ているパウですが、「エサの入れ物を枕代わりに、手足を伸ばしてハラをストーブ側にまるだしにして寝る」姿を見せてくれたのです。大グマ大喜び。なにしろ大グマは、パウがリラックスしたポーズを見せてくれると安心するようなんです。耳を後ろに倒したりとか(でもこうなると、パウは巨大ネズミみたいにも見える)。
でも、そこでパウに出会ってしまったのでした。どことなく野うさぎ風の色合いをした、小さな小さなパウ。生後1カ月半のベビーウサギです。10日前、2月11日(私の誕生日。この日は子犬に憧れていた私を、大グマがこのペットショップに連れてきてくれていたのでした)に来たときにはまだいなかったので、出会ったのはこの日が初めてでした。
パウは最初、「ミニウサギ 5800円」という札が貼られたケージの中に、黒とグレーの仲間2匹と共にいました。私は、野うさぎカラーのパウに一目ぼれ。一方大グマは、シャム猫風のグレー(本当はブルーと呼ぶらしい)の方がいいと主張していました。どちらかを連れて帰りたいという点では一致していたので、店員さんにケージから出してもらい、触らせてもらうことにしました。そして、パウを出して触らせてもらったところ、店員さんはやや不思議そうな顔。そして、「お待ちください」との言葉と共に、パウを連れたまま、どこへともなく行ってしまいました。
もしかして、病気か何か見つかったのかなぁ、と思っていたところ、戻ってきた店員さんはビックリなことを言いました。「この子は、ミニウサギではありません。札が誤りで、『ネザーランド・ドワーフ』なんです」。
ネザーランド・ドワーフといったら、大人になっても900グラムくらいにしかならないという、ウサギの中でもとっても小さな種類。私としては、できれば小さいウサギの方が良くて、ネザーランドドワーフは憧れではあったのだけど、何しろお値段が高い。ネットで検索してみたところ、価格は最低でも2万円くらい。そして今、隣のケージにいるネザーランド・ドワーフ(既にけっこう大きくなっている)の価格でも9800円。5800円とでは差がありすぎる。
しかも、次に店員さんが言った、本当のお値段にはさらに驚いてしまいました。なんと、こちらのネザーランド・ドワーフは「1万9800円」だというのです。お隣のネザーランドよりもさらに2倍もお高い〜。ベビーウサギだからなのだろうけれど、それはわが家にはあまりにも高級なウサギ様。これはあきらめるしかないなとあきらめモードに入ってしまったところ、「このケージの中の子でしたら、50%引きでもいいですよ」とのこと。でも半額になったって1万円、高級ウサギであることには変わりありません。わが家の大蔵省・大グマが「それじゃああきらめようか」と悲しいセリフを言ったところ、なんと「5800円でもいいです」と言われてしまいました。最初に表示されていたミニウサ価格と同じです。それじゃあ大丈夫、ぜひウチに来てもらわなくちゃ!
ウサギを飼うのは初めてだと店員さんに伝えて、飼育に必要なモロモロのものを揃えてもらいました。ウサギは環境の変化に弱いということで、今食べている牧草やペレットは同じものを。それから、木製の巣箱、トイレ用の紙をぐるぐる巻きにしたやつ(おしっこを吸収してもらうやつ)などなど……。
●ペットショップで買い揃えたもの
ネザーランド・ドワーフ(パウ):5800円
子ウサギ用ペレット:638円
子ウサギ用牧草(アルファルファ。4カ月過ぎたらチモシーに変える):598円
水を入れるボトル:598円
トイレに敷くやつ(ペーパーレミックス)2コ:1396円
ウサギ用の巣箱:2980円
ウサギ用のブラシ:548円
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合計:1万2558円
そして、ケージ。これは、数日前に近所にオープンしたホームセンターで買いました。そもそも、ウサギ購入計画を実行に移した大きなきっかけは、このホームセンターだったんです。オープン記念セールで、ウサギ用ケージが安売りされていたからです。けっこう大きなサイズなのに、3980円。もしかすると、大きいからこそセール品だったのかも。マンションとかの部屋に置くのは辛そうだから。しかし、何でも予備を買いたがる大グマは、このケージを2コも購入してしまいました。だからケージの価格は約8000円。
パウは、車に乗せられてビクビクしながらわが家にやってきました。ビックリさせないようにとさんざん気を使って、大グマは超安全運転。ドアもバタンと閉めないように注意。車の中の話し声も静かに静かに……。
帰宅すると、すぐにケージの組み立てです。組み立てて、牧草やペレットも用意して、準備万端整ったところでパウをケージへ。もしかすると、ストレスたまりまくりでしばらくはゴハンも食べられないかも、と心配していたものの、意外にも即座に、サクサクと牧草を食べ始めました。新人ウサ父・ウサ母はほっと一安心です。
初日は、とにかくそっとしておくように。との店員さんのアドバイスに従い、パウに触ることもなく(触ろうとしても触らせてくれないんだけど)、テレビをつけることもなく、ドアの開閉にも気を遣い、この日は静かに静かに暮らしました。
パウはひたすら食べ、その次に水を飲んで、牧草の山の上でうとうとする。ということを繰り返し続けていました。